性に関する悩み

性行為で炎症してしまう!女性のための原因と対策方法

愛する人との性行為は、幸せで満ち足りた時間です。

ところ性行為の後に、痛みやかゆみが起きてしまったりすると気になりますよね。

性行為中に子宮が痛んだりする事もあるなど、女性の多くが悩みを抱えているのです。

女性のデリケートゾーンや子宮は体調やストレスにも敏感です。

炎症を起こしてしまったり病気であったらどうすれば良いのでしょうか。
今回は、性行為による炎症についてまとめていきます。

性行為で炎症してしまう!女性のための原因と対策方法

性行為でなぜ炎症が?身体のしくみを知ってますか?

女性の膣は伸縮性がある粘膜です。
子宮頸管から雑菌効果の粘液が分泌され、潤った状態です。

外部からの細菌から守るために分泌され、性行為の時の潤滑液も実は膣からの粘液なのです。

このように、普段から膣はしっとりしていて炎症を抑えてくれているんです。

そんな膣や子宮が痛むのは、細菌感染による炎症や子宮筋腫が原因である事もあります。

どんな病気や感染症で、炎症を起こすのでしょうか?

誘発性膣前庭炎

性交する度に、膣がひりひりしたりと痛みを感じるようになるのもので、入り口辺りに痛みが現れます。

細菌感染によるものが多いのですが、ピルを長期的に飲んでいるとホルモンが変化してしまいアレルギー反応を起こします。

腟炎

腟炎には幾つか種類があり、カンジダやクラミジア、トリコモナス腟炎が有名ですがバルトリン腺炎で起きる事があります。

・カンジダ腟炎

オリモノが急に白くヨーグルトのようになり、膣の回りが痒くなったりピリピリした痛みが現れます。
ストレスや疲労だけでなく、抗生物質の服用でも起きやすくなるので注意しましょう。

・クラミジア腟炎

性交為により感染することで有名ですが、実際に感染してしても病院には行かずに市販薬で治めてしまう人もいます。

オリモノが増えてきたり、おしっこをしたら痛みがあるようになり不正出血が起こります。

クラミジアを放置すると、腟から細菌が入り込み子宮の病気や不妊の原因にもなるので、きちんと治療を行ってください。

・トリコモナス腟炎

かゆみやヒリヒリした痛みが、腟の回りに起こるようになり性交為で摩擦を受けると痛みが現れます。
オリモノが黄色や緑になり悪臭がするなど特徴も分かりやすいようです。

・バルトリン腺炎

腟の中にはバルトリン腺という粘液を分泌する役目を持っている腺が存在してします。

この粘液も潤いをキープする為に必要なのですが、このバルトリン腺に細菌が入り込むと腫れたり痛みが起こります。

性交為がある人であれば、潜伏している事もあるので妊婦でも腟炎になるのでオリモノの色や臭いもチェックしておきましょう。

萎縮性腟炎

閉経後の女性に多く見られるもので、女性ホルモンが減少する事で腟の粘膜が薄くなり潤いを保てなくなります。

更年期世代にも増えてきていて、性交為で痛みを感じる女性もいるようです。

これが進行すると「老人性腟炎」となり炎症を起こしてしまいます。

閉経するとエストロゲンの分泌は、脂肪からの少量なもになるので腟内の乳酸菌が減り炎症を起こしやすくなるのです。

性交為で痛みが起きたり、かゆみやオリモノが黄色や茶色になるようになってきます。

子宮が痛む原因は?もしかしたら病気?

性交為の時に、子宮が痛むようであれば子宮内膜症を疑います。

子宮内膜は、排卵日に合わせて受精卵が着床しやすいように厚くなっていくのですが、妊娠が成立しないと生理と一緒に剥がれて落ちていきます。

ところが子宮内膜症になると、腹膜や卵巣に入り込んでしまい生理痛が酷くなったり、性交痛が現れます。

良性の病気ですが、放置すると激痛や不妊の原因にもなります。生理痛が重く量も多いようであれば、早めに診察を受けましょう。

子宮筋腫

40代の女性の半数以上が患っている子宮筋腫は良性の筋腫です。

筋腫の場所や大きさ、数により頻尿や便秘、月経過多、性交痛が現れます。

不妊の原因にもなるので、定期的な検診を受けておく事が大切です。

子宮がん、子宮頸がん

排尿痛や性交痛がありオリモノに変化があったり、不正出血があると注意が必要です。

性交為がある人の全てが、子宮がんの確率があり子宮頸がんは若い女性にも増えています。

感染により起きる子宮頸がんは、初期症状もなく発見が遅れる事が多いと言われています。

自分には関係ないと、検診を怠ると手遅れになることもあるので「子宮がん検診」は積極的に受けてください。

子宮体がんは更年期から閉経後の女性に多く、エストロゲンが原因とも言われます。

子宮頸がんと違い、早期発見で治療をすれば必ず治るがんの1つです。

未婚の女性にとって婦人科で検診をするのは、恥ずかしいかも知れませんが、病気は早期に発見して治療をすれば治るものです。

自分の快楽だけに気を取られずに、きちんと向き合っていく事も考えていきましょう。

性交為での痛みや炎症を治療しよう!

先ずは婦人科で検診を受けて、適した治療を受けます。

ホルモン治療や漢方薬、時には手術が必要な事もありますが、痛みを我慢していることは何も良いことはありません。

少しでも違和感があるなら、しっかりと診察を受けてください。

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