デリケートゾーンは下着やパンティーライナー、生理ナプキンによりムレやすく痒みが起きやすい場所です。

市販の外用薬でもケアをすることができるので、あまり深刻に悩む人も少ないですね。

このデリケートゾーンは複雑な形をしており、角質層が薄いために雑菌にも弱い場所で頻繁に痒みが起きてしまいます。

外陰部では、しこりやできもののトラブルが多いのですが、小陰唇では細菌やムレによる痒みを感じるかもしれません。

この痒みの原因や対処について簡単にまとめていきますので、参考にしてください。

下着やナプキンによるムレやかぶれ

下着を汚したくないからとパンティーライナーを使うのは良いですが、取り替えずに汚れたものを長時間使うと小陰唇に雑菌が繁殖し痒みが起こります。

生理の時だけでなく、パンティーライナーもトイレに行く度に清潔なものに取り替えること。

汚れが見えなくても、尿などが付着しています。

下着もしめつけ感がなく通気性のよいものを選びましょう。

腟炎による痒み

トリコモナスやカンジダ、大腸菌にカビが小陰唇に入り込み炎症を起こすと膣炎を起こしてしまいます。

女性のデリケートゾーンは、外性器と肛門が近いので雑菌が入り込みやすくなります。

カンジダは常在菌ですから、多少なりとも持っているものですか免疫の低下やストレスを強く感じると菌が増殖してかぶれやかゆみを引き起こすのです。

婦人科で治療すれば治りますから、繰り返すようなら市販薬どはなくしっかり治療をするために病院で診察を受けましょう。

皮膚炎からくるかゆみ

かぶれが悪化すると皮膚炎になってしまい、ムレる度に痒みが起きるようになります。

この原因には、ボディソープや洗い方により起きてしまう事があるので注意しましょう。

細かな湿疹は、あせものようにムズムズしやすいのでかきむしりたくなりますが、粘膜が近い小陰唇を爪で引っ掻いたりすると細菌が入り込みやすく、他の病気を引き起こす可能性も考えられます。

このように細菌や微生物が繁殖すると、かゆみだけでなく臭いがするようになり、異性にも積極的になれなくなります。仕

事中や講義の最中、デート中に頻繁にかゆみが出てしまうと落ち着きませんし、人にも聞いたりできない場所ですから、清潔にすれば治ると異常に洗ってしまうこともあるでしょう。

洗いすぎも余計に痒みを酷くしますから、正しいケアをして辛い痒みとサヨナラしましょう。

デリケートゾーンのトラブルは生活習慣から改善する！

先ずは清潔な下着に毎日変えること、パンティーライナーは小まめに取り替えたり時には使用をやめておくなどの工夫が大切です。

パンティーライナーの多くはコットン素材でムレにくくなっていますが、ショーツのクロッチの上に更に重ねるのでムレは多少なり出てしまいます。

毎日長時間、これを繰り返していると細菌や雑菌も増えるのは当たり前。

面倒だからとか、「パンティーライナーを着けているから下着は変えなくても良いよね♪」なんて女子力以前の問題ですから気をつけましょう。

デリケートゾーン専用ソープを使う

皮膚や粘膜のあるデリケートゾーンは、専用ソープで優しくキレイにした方が安全です。

特に小陰部には汚れが残りやすいので、清潔にした手で優しく洗うこと。

ボディソープは弱酸性のものが多いのですが、石油製剤を使うのでそれが皮膚の痒みに繋がる事も考えられます。

恥垢(ちこう)を無理に取りすぎるのも問題ですが、残ったままではトラブルの原因を作るだけ。

洗浄力がソフトなデリケートゾーンには、専用ソープをしっかりと泡立てて洗いましょう。

前から後ろに優しく洗ったらシャワーでスッキリさせてくださいね。

疲労やストレスを溜めない生活習慣

小陰唇だけでなく、肌のトラブルはストレスや疲労によって血行が悪くなり、免疫機能が低下することで細菌と戦う力がなくなっている為に起こります。

身体のなかで一番弱っている場所にトラブルが起きますので、日常的なメンタルケアをしておけば事前に予防することもできます。

小陰部だけでなく、デリケートゾーン全体のトラブルへと繋がってしまいますので、運動習慣をつけたり無理なダイエットを繰り返さないようにすることも大切ですね。

まとめ

小陰唇にできものは尿道や肛門も近く、構造が非常に細かく複雑です。

湿疹やしこりは少ないもののかゆみを強く感じやすいので、「ムズムズ」の段階で清潔を心がけ悪化しないようにすることが先ずは大切な事。

かゆみが強くなっている時には、細菌が増えていたりするので回復までに時間がかかってしまいます。

軽い痒みだけで、湿疹やしこりがないのであれば市販薬で様子を見ながら清潔を保つこと。

何度も繰り返す人は、食事や生活リズムが崩れていないのか、思い当たることを書き出してみましょう。

病院に行くのは恥ずかしいからと、放置してしまうと他の病気の引き金にもなってしまうので、デリケートゾーンの痒みは放置せずに改善していきましょう。