肩甲骨が出ない原因とは?綺麗な背中の作り方
背中に羽のように見える肩甲骨は、肩から腕の動きに合わせて動いています。
痩せた美しいボディラインの女性に共通していることって、背中の肩甲骨が綺麗に突出していることだと感じたことはありませんか?
そんな風に感じたことってありませんか?
肩甲骨が目立たなくなっているのは、肩甲骨が硬くなってしまっている証拠!
肩甲骨が硬くなると、肩こりや首こりに悩まされる事になります。
それだけでなく、肩甲骨の硬い人は痩せにくい体質にも!
体調まで悪くしてしまう硬い肩甲骨の動きを良くして、美しさと健康を取り戻しましょう!
TITLE LIST
肩甲骨の役割知ってますか?
肩甲骨は鎖骨と繋がり、肩と腕の動きを自由に動かすための骨です。
身体を丸くしたり、反らせたりする『内転と外転』と腕を上げたり下げたり、回したりにも使われます。
自由自在に動くので、合わせて腕も動いています。
現代人は、猫背やデジタル機器を使う為に前肩になっています。
そうなると筋肉は前に引っ張られ、従来は自由自在に動く肩甲骨が動かなくなるのです。
動かさなければ、筋肉もどんどん硬くなり血行も悪くなりますから、肩甲骨が固まり正常な働きが出来なくなるのです。
肩甲骨の動きが悪くなると、僧帽筋(背中のとても大きな筋肉です)や肩甲拳筋(首筋にある筋肉です)等の首や肩の筋肉が身体の外側に引っ張られてしまうのでこりとなって表れてしまいます。
肩こりや首こりの原因は、肩甲骨が硬く押しても引いても肩甲骨が出ない事が原因なのです。
肩甲骨が出ないとこんな弊害が!
姿勢の悪さや癖で肩甲骨が出なくなるのですが、そのままにしておくと身体のたるみを引き起こしてしまうのです。
肩甲骨が出ないと、猫背はさらに悪化し姿勢がどんどん悪くなります。
肩甲骨回りにある『褐色細胞』は体温維持の為に熱を作ります。
体温や代謝の維持には、この褐色細胞の働きが活発である必要があるのです。
肩甲骨がしっかりと動く事で、この細胞が活発になり熱を作り、脂肪を燃焼しやすくしてくれるのです。
姿勢が悪くなり肩甲骨がしっかり動かなくなると、骨ですからズレを起こします。
ズレた骨は筋肉に引っ張られ固まるので、びくともしなくなります。
左右の肩甲骨が出ない人もいれば、左右どちらか一方が出ない人もいます。
このバランスが悪いと、身体が左右どちらかに傾いてしまい骨盤や身体の歪みにも繋がります。
肩甲骨を柔らかくする為にストレッチ等ではがしてしまいましょう。
自分で出来る!肩甲骨はがし
肩甲骨を動かしても、背中に出ない人は姿勢も悪く、腰痛や肩こりにも悩んでいます。
ストレッチにより、徐々に肩甲骨をはがせば美しい肩甲骨が背中に出るようになりますので頑張りましょう。
肩甲骨がしっかり出ると姿勢が改善されます。
気持ちも引き締まり、毎日が生き生きと楽しくなるのは間違いありません。
肩甲骨の動きが悪いと、スポーツをしても楽しくないですし動きも小さくなりやる気も起きなくなります。
上半身の動きは、肩甲骨にありきですから良く動くようになるとダイエットへのやる気もアップします。
首や肩のこりも無くなりますし、毎日が軽快に過ごせます。
誰でも出来る肩甲骨ストレッチ
一度硬くなった肩甲骨は短期間では柔らかくはなりません。
少しづつゆっくり行いましょう。
無理にやると変な癖がついてしまうので、焦らずにやる事が大切です。
伸ばしてゆるめて肩甲骨を出そう
肩こりや首こりがある、ストレートネックの人は肩甲骨を伸ばす筋肉が固まっているので簡単にびくともしません。
筋肉は無理に動かすと変にかたまるので、ゆっくりとほぐしましょう。
背中をリラックスしてほぐす
テニスボールを3から5個、古いタイツを切ったものに入れて棒を作ります。
仰向けに転がり、このボールを背中の肩甲骨のくぼみ辺りに入れます。
身体を動かして、回りの筋肉をゆっくりとほぐします。
気持ちよい程度で左右行います。
- 真っ直ぐに立ち、身体の前で手を組みます。
腕を前に伸ばして肩甲骨を意識して伸ばしましょう。
今度は後ろで手を組んで伸ばします。
3回程度行ったら力を抜いてリラックスしてください。 - 両腕を曲げて肘をつけ、肩のラインまで上げます。
上手く上がらない人は無理をしない程度に肩のラインでキープしてください。
ここから両サイドに腕を広げていきます。
腕が後ろに引っ張られているように、肩甲骨を意識しましょう。
誰かに肩甲骨が動いているかをチェックしてもらうと良いと思います。
以外に自分では肩甲骨が動いているつもりですが、ほんの少ししか出ていないもの。
焦らずに毎日少しづつ行うと、筋肉が柔らかくなっていきます。
息は鼻から吸って鼻から吐いていきます。
動きながら息を止めてしまわないように気をつけてください。
肩こりが酷い人や、関節が硬く痛みがあるようなら無理はせずに痛くない程度にやっていきます。
まとめ
毎日出来れば、5分でも十分です。
何日も続けていくと楽になりますが、硬すぎてなかなか肩のこりや首のこりが治まらないようなら、マッサージを一度受けて筋肉をほぐして貰うのも方法です。
硬いから出来ないと諦めずに、ゆっくりと確実に肩甲骨を出していきましょう。
継続こそが肩甲骨を美しく出す為の秘訣で、地味な動きですが徐々に身体が変化していくのが分かります。
肩甲骨が出ていない事は、「美」と「健康」の大敵!あらゆる身体の不調に繋がってしまうので少しずつ改善していきましょう。