美容と健康

妊娠線がかゆい!かゆみが出る原因と対策方法

妊娠から出産、ホルモンが安定して生理が始まるまで女性の身体は何度も変化しています。

特に妊娠中から産後の肌トラブルを経験する人は多く、特に妊娠中には出来るだけ肌や身体に余分なものは使いたくありません。

大きくなるにつけて、妊娠線が出来ると『跡が残るかも・・・』と不安にもなります。

大きくなると、かゆみもでるのでますますどうして良いのか分からなくなる人もいるでしょう。

妊娠線は『気づいたら出来ていた』事も多く、痒みが出るのも特徴です。

今回は妊娠線のかゆみと対処法についてまとめていきます。

妊娠線がかゆい!かゆみが出る原因と対策方法

妊娠線が痒くなるのは皮膚バリアが原因

元々の皮膚が子宮の膨らみにより伸びていきますから、風船のように皮膚が薄くなってきます。

妊娠線は、この皮膚の伸びが原因で、皮下組織の真皮が裂けてしまうことで出来てしまいます。

5ヶ月目から7ヶ月にかけてお腹が膨らむ時期に出来てしまい、妊娠線も個人差があります。

お腹だけに出来る人もいれば、太股やお尻、胸にまで出来るのでこれがかゆくなるとたまりません。

多くは、おへその上下に1本ですがひび割れのようになりかゆくて溜まらなくなる事もあるようです。

妊娠線は出来にくくしたり、目立たなくは出来ますが完璧に無くすことは難しいようです。

出来るだけトラブルを残さないように、かゆいからと爪でかいたりしないようにしましょう。

妊娠線が出来るまで

皮膚は表皮のしたに真皮があり、その下が皮下組織の三層で出来ています。

妊娠すると脂肪細胞が活発になり膨らむので、表面はある程度の柔軟性で伸びるのですが、その下にある真皮や皮下組織はその早さについていけずに裂けてしまいます。

妊娠線は断裂した皮膚の毛細血管が浮き出る事で出来るので、乾燥している肌だと出来やすくなるのです。

妊娠中に肌荒れを起こしやすいのも、肌のターンオーバーが上手く働かなくなり代謝が悪くなる事が原因で、それにより真皮に大事なコラーゲンやヒアルロン酸も失われてしまうのです。

代謝とお腹の大きくなるスピードが比例しない為に起こると考えれば分かりやすいでしょう。

妊娠線は誰でも出来る?

妊娠すると出来るから妊娠線なのですが、出ない人は全く出ずにかゆみとも無縁であるようです。

体重の増加と妊娠線

妊娠すると食の好みも変わりますし、むくみやすくなります。

塩分コントロールが出来ている人や、食事と運動のバランスが出来ている人は胎児分プラスの体重増加なので皮膚が伸びても十分に真皮内の保湿が出来ており代謝もスムーズになるようです。

10Kg以上の体重増加は、妊娠線を作りやすいようです。

痩せている人

ぽっちゃりさんより小柄で痩せぎみの人は、脂肪自体が少ないのでお腹が膨らむと一気に皮が伸びてしまい妊娠線も強く表れます。

ひび割れが大きいほど、乾燥も強くなるので痛みとかゆみが同時に出ることもあります。

双子の場合も、お腹は他の人より大きくなるので皮膚が裂けやすいのです。

乾燥肌やアトピー体質

元々の皮膚バリア機能が弱いので、妊娠線が出来るとかゆみが強く出やすくなります。

乾燥肌は肌の弾力を弱くするので、妊娠線もかゆみが強いのです。

妊娠線対策でかゆみは治まる?

妊娠線対策でかゆみは治まる?

体重の増加は、高血圧や糖尿病にもなるので、体重コントロールは病院でも指導されます。

体重管理が出来ないと、妊娠線も出来やすく皮膚の断裂も大きいのでかゆみも強くなります。

肌トラブルも大きくなり湿疹も出来やすいので注意です。

適度な運動で、余分な脂肪をつけない事で妊娠線のコントロールをしましょう。

体重増加は、出産後の妊娠線にも深く関わるのでしっかりと管理してやってください。

保湿ケアは妊娠初期から始めます

妊娠線がかゆくなるのは、皮膚に潤いが無いために断裂してしまうからです。

お腹が大きくなる前から、肌のケアを行っておきましょう。

妊娠中はハードな運動は出来ないので、脂肪がつきやすいもの。

お腹だけでなく、太股や二の腕、胸やお尻等もクリームでケアをしましょう。

ボディクリームより妊娠線ケア用のものや、アロマオイルが適しています。

肌の弱い人は、出来るだけ低刺激で優しいものを選んでください。

安心して!みんなかゆくなります

妊娠すると体調も妊娠前とは違うので、皮膚も敏感になっています。

特に肝機能の低下で、皮膚は刺激に弱い状態にあります。

下着や衣類でもかゆくなったり赤くなる事もあるので、あまり神経質にならないようにゆったり過ごしましょう。

かゆいからとかいてしまうと、細菌が繁殖したりしてぶつぶつが出来たり赤くなります。

色素が沈着すると妊娠線がくっきりと産後にも残ります。

出産すれば自然にかゆみは治まるので、保湿をしながら様子を見ましょう。

あまりにかゆみが止まらなかったり、湿疹が広がったりするようなら速やかに皮膚科で診察を受けましょう。

まとめ

かゆいと落ち着きませんし、気分もイライラしてしまいます。

産後に跡が残るのを心配したりしていると、赤ちゃんにも影響を与える事にもなります。

リラックスして過ごせるようにケアを忘れずに、かゆみを押さえていきましょう。

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