夜の生理の伝い漏れ…漏れ防止の対策方法とは?
生理中の伝い漏れは女性なら誰でも経験があると思います。
日中間だけでなく、就寝中に横漏れし、伝い漏れてしまい目が覚める事もあると思います。
もしかしてナプキンがずれてる!?そんな思いをしてまで眠るのは辛いものです。
今回は生理中の横漏れ伝い漏れや、防止方法について解説します。
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経血の量は個人差があります
自分の経血が多いか少ないかは他人と比べる事が出来ないので気になるもの。
個人差もあり、体調により経血量も違います。
ある程度なら問題はありませんが、極端に多くなった・少なくなった場合は体からのサインだと考えましょう。
経血量が多い
昼間に1時間ほどで経血が溢れたり、夜用のナプキンを使うのに横漏れや伝い漏れしたりお尻に漏れてしまう。これが毎月続くようなら、過多月経の可能性があります。
子宮筋腫やホルモン分泌の異常が考えられます。
子宮内膜が厚くなっている事や、子宮が大きくなり子宮内膜の分泌物が増えている為に起こるので婦人科で一度健診を受けましょう。
子宮筋腫は多くの女性が患う良性の腫瘍で大きさにより手術で切り取るか温存していきます。
子宮筋腫や子宮腺筋症では過多月経が起こりやすく、進行すると生理痛も辛く、不妊症を引き起こす事もあります。
横漏れや伝い漏れ予防をしても量が変わらない、改善しない時は恥ずかしがらずに婦人科を受診してください。
日常的な横漏れ・伝い漏れを防ぐには
先ず経血が多いために、横や後ろに漏れる場合にはナプキンとタンポンの併用がお勧めです。
頻繁にトイレでナプキンを交換出来ない時などには、非常に便利ですが3時間程度で必ず取り替えるようにしましょう。
後ろに漏れが気になる人は、羽根付のロングタイプやお尻にナプキンをもう一枚プラスしましょう。
前に漏れるのなら、前にナプキンをつけて重ねると良いでしょう。
下着は生理用のしっかりショーツ
生理用のショーツには昼用と夜用がありますが、漏れが気になるなら防水部分が広い夜用を使うと安定します。
ヒップをしっかり包み込むタイプの方が、ナプキンのヅレは少なくなります。
不安であればソフトガードルを重ねてナプキンのヅレを防ぎます。
ガードルがキツいと、血行を阻害し脱いだとたんに量が増えることも・・・。
学生であればオーバーパンツを履くと目立ちませんし安心です。
ショーツ一枚より、オーバーパンツでお腹回りを冷やさないようにするのも大切な事です。
冷えにより経血が増えて漏れてしまう事もあるので気をつけてください。
万が一の為に
万が一下着が汚れてしまった時に備えて、替えのショーツを用意しましょう。
赤ちゃんのおむつ用のビニールなら経血の臭いを抑えられるので利用すると良いでしょう。
夜の伝い漏れ対策でぐっすり安心!
夜は副交換神経が働くので、昼間よりも経血は少なくなります。
ところが夜の伝い漏れで悩む女性が多いのは、高性能になった『高吸収ポリマー』が経血を吸い出すからです。
この場合には、布ナプキンが活躍するので通常の夜用のナプキンに布ナプキンを重ねてみましょう。
ただし、夜遅くまでスマホやパソコンをいじっていたり夜更かしが多く副交換神経が上手く働かない人は経血が増えることもあります。
早起きしてさっとトイレでナプキンを取り替えられる、夜更かしはしない自信がある人は試して見てください。
経血の量が変わらない、漏れる人は就寝中に交換神経が優位になっている証拠でもあるので生活習慣の見直しもしっかりとやりましょう。
不安な人はショーツタイプのナプキンを!
経血が漏れるのは、寝方やナプキンの取り付け方が良くないこともあります。
夜用でも漏れがあり下着が汚れてしまうなら、ガードルやアンダーパンツで締め付けるよりもショーツタイプのナプキンが安心です。
ショーツタイプは恥ずかしい!なら二枚重ねて見るのも方法です。
布団やシーツが汚れてしまうのが気になるなら防水シートや古いバスタオルを敷いて寝ると安心ですよ。
就寝時のタンポン使用は控えて!
就寝時には長時間タンポンが膣の中に留まります。
雑菌も繁殖しやすいので、お勧めは出来ません。
タンポンはあくまでも昼間に、ナプキンと併用して小まめに取り替えるようにしましょう。
経血コントロールをやってみよう!
昔の人は、ショーツなど履いていません。
腰巻き一枚で、生理中には布を挟んでいたそうです。着物は帯で脇を締めるので、自然に背筋も伸び膣口を引き締められます。
現代人は、インナーマッスルの強化が弱いので、それが難しいと言われています。
経血コントロールには子宮を支える筋肉の硬直をほぐしていかなくてはなりませんし、膣口の筋肉を鍛えるエクササイズも必要です。
簡単なエクササイズ
子宮を支える筋肉をほぐします
- 椅子に座り、お尻の骨が椅子に当たっているのを意識します。
- お腹は意識して引き締めてください。
- お尻の骨を前後左右に揺するように動かしましょう。
椅子だけでなく、マットや畳で足を伸ばしてやっても効果的です。
膣口を引き締めて尿漏れも防止!
- 椅子に座り、肛門を締めるイメージでグッと力を入れます
- 鼻から大きく息を吸って、ゆっくり息を吐きながら膣の筋肉を緩めていきまます。
腹式呼吸を意識すると、インナーマッスルも鍛えられます。
尿漏れ予防にも効果があるので是非!!
まとめ
経血量は人により異なりますが、毎月漏れたり伝い漏れするようであれば問題です。
ホルモンバランスを整える生活を送ることや、婦人科で健診をしっかりする事、こまめなナプキンの取り替えも大切。
あまりに日常生活に支障をきたすようなら、過多月経の可能性が高いですから婦人科で相談してみましょう。
女性であれば婦人科との付き合いは長くなります。
自分の身体を守るためにも、かかりつけを持つことも大切ではないでしょうか。