どうして?朝起きたら膀胱炎になる原因とは?
女性は膀胱炎になりやすく、特に更年期の女性に発症しやすいようです。
一度膀胱炎を発症してしまうと、繰り返しやすくなり常に尿意を気にしなくてはいけなくなってしまうので、神経が休まることがなくなってしまいます。
この膀胱炎は、軽度であれば市販の薬でも治ることがありますが、重症になってしまうと「5分おきにトイレに駆け込む」事にもなってしまい、仕事にも勉強にも集中することができなくなってしまいます。
朝に起こりやすいので、出勤前や通学前に辛い膀胱炎になるとどうして良いのか分からなくなるもの。
今回は、膀胱炎が朝に多い理由や改善の方法、治療などについてまとめます。
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膀胱炎は朝になりやすいのはなぜ?
膀胱炎の原因は、尿道に雑菌が入り込み正常な働きができなくなることが原因です。
女性は、尿道口と膣・肛門が非常に近い位置にある為に、便を後ろから前に拭く習慣があると菌が尿道に入り込みやすくなってしまいます。
「今まではなんともなかったのに」と思う人も、膀胱炎になった時には疲労が蓄積していたり、ストレスが溜まっていたりしたことはないでしょうか。
確かに尿道口から細菌が入れば膀胱炎になりやすいのですが、膀胱炎になりやすい人にはいくつかの共通点があります。
- 更年期に差し掛かっている
- 閉経した
- ビデをよく使う
- 便は前からではなく後ろから拭いてしまう
- 生理ナプキンやオリモノシートの交換に時間が空きやすい
- 疲れやすく睡眠不足
- 食生活の乱れが気になる
- トイレを我慢してしまう
この中で3つ以上心当たりのある人は、膀胱炎経験者か膀胱炎になりやすい資質を持っています。
女性の膣から分泌される「オリモノ」は、細菌が膣内に入らないようにしてくれていますが、更年期を境にその浄化機能が弱くなります。
クラジミアなどにかかりやすい人は、自分では清潔にしているつもりでもビデの使いすぎなどで自力の殺菌力を低下させている事もあります。
同様に更年期から閉経した女性は、オリモノの量が減少し細菌が繁殖しやすい状態になっています。
疲労やストレスは、体の自己免疫力を低下させ、ほんの少しの雑菌や細菌が入り込んでも感染しやすくなってしまいます。
膀胱炎になる人の多くは「疲れを感じている」「睡眠不足」と答えている事から、睡眠が足りていない又は質が悪い為に落ちた免疫力が就寝時に回復せず、細胞も活性化しない為に尿道から入り込んだ雑菌を簡単に受け入れてしまい、朝起きると「恥骨の辺りがピリピリする」「尿が濁っている」「スッキリしない」「おしっこをすると痛みがある」などの症状を感じるようになるのです。
膀胱炎かも!と思ったら
「なんかおかしい」と思ったら、先ずは水をたくさんのんでバイキンを洗い流すようにします。
それでもトイレが近い、痛みがある、残尿感があるようであれば「泌尿科」か「内科」を速やかに受診しましょう。
もやもや程度なら、水分をたくさん飲んで尿が出るとバイキンが流れてしまう事もありますが、翌日にまた残尿感が起こってしまうことがあります。
悪化しない内に、早くに診察を受けて薬で治しましょう。
膀胱炎は朝になる事が多いので、出勤まえや通学まえに病院に行くこともできます。
市販の薬やサプリで予防や改善できる?
膀胱炎に効くという薬がありますが、血尿が出るような重度な状態になると市販の薬では対応ができません。
市販の膀胱炎の薬は、漢方をメインにしたものですから即効性はあまり期待しない方がよいと思います。
サプリも膀胱炎を予防するというよりも腎臓機能を良くすることで、尿が出やすくむくみをおこさないような成分であるものが多いので、薬は予備として持っている分には良いと思いますが症状が酷い時には気休めにしかならないと思います。
膀胱炎にならない為にやりたいこと
- 疲れを溜めない事
- 睡眠はしっかりとっておく
- 下着は毎日清潔なものに取り換える
- 通気性のよい下着を身に着けること
- ナプキンやオリモノシートは3・4時間ごとに取り換える
- ビデの使いすぎには注意すること
- 肥満は免疫力を低下させます
- トイレは我慢しない
- 性行為の前と後はシャワーで清潔にすること
- 栄養が偏らないような食生活を心掛ける
一度膀胱炎になってしまうと、ちょっと体力が低下するとまた感染し病院に駆け込むことになってしまいます。
これは生活習慣になにか問題がある為に繰り返してしまうので「膀胱炎になった時に自分はどんな体調だったか」「膀胱炎の原因になりそうなことはやっていなかったのか」考えてみましょう。
まとめ
膀胱炎を経験すると、トイレ回数が増えただけで「膀胱炎かも!!」とビクビクしてしまいますが、神経質になりすぎると本当は膀胱炎ではないのに尿意をもよおすようになってしまいます。
トイレを我慢しない事や、日頃から「疲れたら眠って体力を回復する」など自分で気をつけていれば大丈夫。
体調管理はしっかりするようにし、免疫力がいつも高い状態にしておいてください。