生理を早くこさせる方法!?メリットとデメリット
イベントや旅行日に生理が重なってしまうと、憂鬱になってしまうものです。
出来れば万全な身体で楽しみたい!
と考えるでしょう。
生理予定日をずらす方法はありますが、メリットやデメリットも知りたいですよね。
果たして、生理を人工的にずらして良いのか?可能なのかをまとめてみました。
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生理って面倒!でも大切な役割があるんです
思春期に入ると女性の身体は、将来妊娠出産できる準備を始めます。
安定するまでは約5年で、その期間は不規則に生理がやってきます。
身体が成熟すると、子宮や卵巣も成長し、脳から卵巣へ2つのホルモンを作るような指令が送られます。
するとそのホルモンは子宮内膜に作用し、女性らしい身体を作ったり妊娠出来る身体へと作り上げます。
妊娠しない状態が一定期過ぎると、古くなった子宮内膜が剥がれ落ち排出されていきます。
剥がれ落ちた後は、新たな子宮内膜がエストロゲンにより作られていき、経血が終わるわけです。
この周期は、全て脳の下垂体が管理し安定すると周期が一定します。
生理は遅らせたり早くさせたりできるの?
生理周期は28日ですが、人により早かったり遅かったりします。
女性ホルモンの分泌量や期間は個人差があるので、一定にする為には2種類のホルモンをコントロールすることが必要になります。
生理は黄体ホルモンである、プロゲステロンを増やす事で周期を遅らせることができるので、次回の生理に合わせて、3日から5日前にホルモンを補給して遅らせていかなくてはいけません。
脳が指令を送るものを人工的に遅らせるには、ピルを使うのが一番ポピュラーです。
中には気合いで遅らせる事が出来る人もいるようですが、ストレスが掛かるのでピルの使用が好ましいと言えます。
ピルを使って生理周期をコントロールする
ピルは避妊薬として使われますが、最近では副作用としてホルモンバランスを整え生理周期を正しくしたりする為にも利用されるようになりました。
ピルはホルモン調整をする作用もあるので、生理の周期のコントロールが出来ます。
ただし、生理を遅らせて周期を変えるためには一般的な低量ピルではなく、女性ホルモンを多く含む中量ピルを服用します。
低量ピルでも、生理周期を遅らせる事は出来ますが、中量ピルは一時的な使用であれば婦人科で処方されます。
低量ピルとは飲み方が異なるので注意しましょう。
生理の開始を早くしたい時には、中量ピルを生理開始の5日目から服用します。
低量ピルは、生理開始の当日から飲みはじめて服用を中止すると生理が2日後起こります。
反対に、生理をずらして遅らせたい場合には、基礎体温が高温期にはいり排卵が始まった後に飲み始めます。
遅らせる場合には、中量ピルを使用するのが一般的です。
生理を早めたり、遅らせたりしたいからと直前に飲んでも効果は表れないので、予定の2ヶ月前には婦人科で相談してみましょう。
ピルで生理を早めたり遅くするメリットやデメリット
低量ピルを普段から使用している場合、そのまま飲んでいれば生理は止まったままです。
普段はピルを使用しておらず、イベントや旅行だけにピルを使用したいと考える人もいるでしょう。
短期間目的は中量ピルを使わなくてはいけないので、普段の生理周期が正しいのであれば上手くいきますが、そうでない場合にはホルモンの調整が上手くいかずに効果が表れにくくなります。
また低量ピルよりも副作用が重く、服用期間は吐き気や頭痛、からだのむくみが表れやすくなります。
身体が慣れると、副作用は治まりますが、それまで3ヶ月程度は掛かる事や肝機能の低下の恐れもあるので腎臓障害や高血圧の人は服用が認められません。
ピルを始めて服用する人は、危険ですので必ず婦人科で相談してから利用してください。
大豆イソフラボンで生理をこさせたり遅らせたりできる?
女性ホルモンと同じ働きをするイソフラボンは、大豆に多く含まれています。
通常はホルモンバランスを整える為に摂取するのですが、過剰に摂取すると生理の周期に影響を与え遅れさせる事が出来ると言われています。
しかし、無理な大量摂取は自らホルモンバランスを崩すような危険な行為ですので、絶対にやめましょう。
一度崩れた女性ホルモンを、安定させるのは大変な事ですし、これで生理不順や月経困難症を引き起こしてしまっては意味がありません。
良いことはまったくないので、過剰摂取は控え生活習慣や食事をしっかりとさせながら正しい周期を安定させ、ピルを服用するのが一番です。
運動やイメトレで遅らせてしまう人もいますが、確定的ではありませんし身体への負担が懸念されます。
まとめ
生理は女性を美しく、そして元気にする為のホルモンから起きています。
それを人工的にはやめたり、遅くするには身体にできる限り負担をかけない方法が一番。
身体が悲鳴をあげているのに、無理にやってしまえば色んな病気にも繋がります。
どうしても生理をはやめたり遅くする必要があるのであれば、正しい知識を婦人科で得ることです。
ピルの処方も含めて、正しい飲み方、何時まで飲めば良いのか、副作用の対応などもしっかりと確認して楽しいイベントや旅行を満喫してください。