冷え性なのに汗かき!原因と改善をチェックしよう
多くの女性が悩む冷え性。
冬場になると靴下を重ね履きをしたり、使い捨てカイロが手離せない人もいると思います。
ところが、手汗や足汗だけかいてしまったり顔やわきに汗をかいてしまい悩んでいる人もいるようです。
もしかしたら病気かも・・・と心配になりますね。
冷え性なのに汗をかいてしまう原因を探ってみましょう。
TITLE LIST
冷え性なのに汗かき?!
手足がいつも冷たい冷え性の人は、自律神経のバランスが崩れる事で末端の血行が悪くなっている事が考えられます。
自律神経は、身体の代謝リズムを司っているので乱れてしまうと血液循環や水分の代謝も悪くなります。
代謝が悪いと、身体の機能が上手く働かないので内臓も働かず冷えてしまいます。
内臓も筋肉(内臓筋)ですから、動かなくては身体もどんどん冷えていきますし、身体にいろんなものを溜め込んで排出しなくなってしまいます。
水分もそのひとつで、冷え性の人が『むくみやすい』のは、代謝の悪さが原因です。
溜まった水分は皮下組織下に蓄積されますが、これ以上溜められなくなると汗となり出てしまいます。
汗は動かなくても微量にかいていますが、『ちょっと動くと汗をかいてしまう』『手足だけ汗をかく』ようになるのです。
冷えている身体に汗をかくと、体温が下がり内臓も働きが鈍る悪循環が起こります。
冷え性は病気ではありませんが、そのままにしておくと『代謝低下』がどんどん進み、太りやすく痩せにくい身体にもなってしまいます。
多汗症かも!?
運動したわけでもなく、身体は冷えているのに汗だけをかいてしまう。
自律神経やストレスが原因で起きると言われますが、はっきりとは解明されていません。
緊張すると交換神経が優位になるので、手足や脇に汗をかきやすくなりますが、生活習慣の乱れやホルモンバランスの乱れにより冷え性でも汗をかきやすくなります。
煙草やカフェインは、中枢神経を興奮させ汗をかきやすくしてしまいます。
女性は更年期に入ると、エストロゲンの分泌が低下する為に汗をかきやすくなります。
全身に汗をかきやすくなる人は一部で、多くは局部的な多汗症であるようです。
手足に汗をかいてしまう局部多汗症
汗は日常生活の中でも微量にかいていますが、暑くて体温が上がりすぎるとコントロールする為に汗が出ます。
発熱すると、解熱する為に大量に汗をかきます。
自律神経が働き、身体の機能を回復させる為に汗で体温を下げるのですが、冷え性で体温が低いのに関わらず、汗をかいてしまうのは自律神経のバランスが悪くなっている事が原因です。
人により、書類やノートがベタベタになったり靴にシミが出来る程に汗をかいてしまう人もいます。
足の多汗症になると雑菌も繁殖しやすく臭いがキツくなったり水虫になったりと日常的に困った事にもなります。
汗を大量にかく事がストレスになり余計に汗が吹き出てしまう事もあるので、あまり気にせずに穏やかに過ごす事も考えましょう。
冷えのぼせによる汗
クーラーで冷えている、冷え性なのに顔が暑く汗をかいたり、手足だけに汗をかいてしまい『良い汗ではない』とハッキリわかるものがあります。
特に顔に汗をかくと『ホットフラッシュ』と勘違いされやすいのですが、冷えのぼせは血行不良により起きる症状です。
冷えのぼせも自律神経の乱れが原因。
冷え性の人は上半身中心に血液が回るので、顔だけが火照ったり脇に汗をかきやすくなるのです。
不快な汗をとめる為には?
多汗症にしても冷えのぼせにしても、原因は自律神経の乱れが原因です。
内側からのケアで、自律神経の働きを安定させ、ホルモンバランスをしっかりとする事が大切です。
冷え性の原因を解決しなくては、汗かきは治りません。
自律神経は、交換神経と副交換神経が上手く切り替わる事で身体を健康に機能させています。
このバランスを上手くコントロールすれば、汗を止めるだけでなく冷え性の改善にも繋がりますので始めていきましょう。
生活リズムを整える
早寝早起きや軽い運動を習慣づけると、自律神経のバランスが整い易くなります。
身体を動かす事で、夜もぐっすりと眠れるようになり代謝リズムが整っていきます。
食事もバランスを考えて偏りがないようにすることで発汗を抑えられます。
漢方薬でめぐりを良くする
漢方は体質に合わせて飲むことで、巡りが良くなり身体のバランスを整えます。
手足の汗や冷え性等、漢方薬専門店で処方して貰えるので尋ねてみてください。
日常的生活に支障が出る程に、手や足、足先に汗をかいてしまう人は、整形外科や皮膚科、心療内科を受診してください。
まとめ
汗を抑えるデオドラント用品も、機能が非常に良くなっています。
一時的ではありますが、抑汗効果もあるので冷え性の改善と共に利用してみてはどうでしょうか。
あくまでもデオドラント用品は一時的に汗を抑えるものです。
冷え性を改善すれば、汗もそう大量にかくことはなくなるので内側からのケアをしっかりと行うようにしましょう。