あくびが止まらないのは貧血が原因かも!?
お昼を食べた後には、あくびが出やすくないですか?
お腹が膨れると血糖値が高くなり、頭がボーッとしてきます。
するとあくびが何回も出てしまい眠気が起こりますよね。
ところが、そうでない時にあくびが出てしまうことはありませんか?
あくびが出る原因はいくつかありますが、今回は貧血によるあくびについてお話をしていきます。
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あくびは何故出るの?あくびのメカニズムについて
あくびには眠くて起きるものと、眠くないのに出る「生あくび」があります。
あくびが何故出るかは解明されていませんが、偏頭痛や乗り物酔いする前にも起こりやすいようです。
また頭がクラクラしたり呼吸が浅くなると起きやすいので、脳が酸欠になると起きるのではないかとも言われています。
色んな原因がありますが、女性に多い貧血でも「あくび」が出ることがあるんです!
あくびは、空気をたくさん吸い込んで肺に空気を入れ、血液中の酸素を増やして脳に送るために起こるようです。
脳の視床下部からあくびの指令が出ると、人間はあくびをしてしまうのです。
脳が酸欠になると集中力が低下するだけでなく、様々な弊害があらわれてしまうので良いことではありません。
脳に酸素を送るのは血液中のヘモグロビンなのですが、貧血の人はこのヘモグロビンの生成が上手く働いていません。
呼吸はできても酸素が脳にいかないので集中力がなくなり、やる気がでなくなったりしてしまうのです。
仕事はもちろんですが、デート中にあくびが出るようでは困りますよね。
このような事になるのは、女性は毎月生理がある為に、貧血になりやすい性質である事が考えられます。
だからといって貧血をしっかり改善しないと、あくびだけでなく不定愁訴があらわれてしまいますから早期に貧血を改善しましょう。
貧血予防は2つの鉄分でしっかり改善
女性は貧血を起こしやすいものですから、毎日の食事で鉄分をしっかりと摂取すれば、貧血を予防しあくびが出ないようにできます。
とはいっても鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類があり、それぞれバランスよく摂取することが大切なので、どんな食材に含まれているかもチェックしましょう。
ヘム鉄
肉や魚などに多く含まれる鉄分で吸収率が高いのが特徴です。
ただし、肉や魚だけををたくさん食べたからといって貧血が改善されません。
1日に分けてできるだけ摂取するように心掛けましょう。
非ヘム鉄
野菜や穀類、海藻類に多く含まれる鉄分です。
「植物性鉄分」とも呼ばれ、吸収率が低いのでタンパク質やビタミンCと一緒に摂取しましょう。
大豆製品には、この非ヘム鉄が抱負ですし、高野豆腐や切り干し大根には栄養がぎっしり詰まっています。
昔ながらの和食には、こうして栄養をたっぷり含んだものがありますので休日に作り置きしたりしておくと便利です。
食事のバランスが悪いと1日に必要な鉄分が上手く摂取できません。
肉や魚、野菜はできるだけバランスよく毎日しっかり食べるようにします。
コンビニ弁当やファストフード、外食が多い人は野菜をプラスして吸収率を高められるように工夫すると良いですね。
葉酸も忘れず摂取であくびを撃退しょう!
葉酸は、ほうれん草などに含まれるビタミンBの一種で造血効果か血管強化、細胞の生まれ変わりなどをサポートしている栄養素です。
最近は妊活や妊婦に必要な栄養素として注目を集めていますが、実は人間の体にはなくてはならない栄養素なのです。
葉酸は赤血球を作り出すために働いている成分ですから、貧血には実はこの葉酸の働きもないといけません。
葉酸が不足しても、鉄分不足の貧血と同じような症状が出るので分かりにくいのです。
葉酸は、動脈硬化予防にもなるので生活習慣病予防にも必要な栄養です。
鉄分の多い食事をしても、サプリで補給しているのに貧血を起こしたり、生あくびが治まらない人は葉酸が欠乏していると考えて良いと思います。
鉄分も葉酸もどちらかが不足していると生理が酷かったりしてしまいますから、食事の内容を一度見直してどちらもしっかり摂取できるようにしましょう。
忙しくて自分では食事では摂取しきれない人は、サプリなどを利用するのが良いでしょう。
女性の場合、鉄分と葉酸を同時に摂取できるものの方が良いと思いますので「葉酸サプリ」を利用するのも方法です。
自分で貧血のような気がするけど・・・と心配であれば、健康診断の血液検査で貧血の有無を確認できますし病院でも検査ができます。
まとめ
あくびは誰でも起きるので、気にしない人の方が多いかもしれません。
ですが、眠気がないのに何回も出てしまうのは鉄分や葉酸不足による貧血が原因かもしれません。
貧血をそのままにしておくと、ちょっとしたことで立ちくらみが起きたり仕事でミスが多くなるなど日常生活に支障をきたしてしまうことにもなってしまいます。
また生理で毎月失われていく血液をしっかり補給しておかないと、妊娠したい時になって子宮環境が整わず不妊になる事も考えられます。
貧血は食事で改善できるので、症状がひどくならない内に改善しあくび回数を減らしていきましょう。