美容と健康

背中のぶつぶつの原因とは?治し方紹介

背中は自分で直接見ることが出来ないので、鏡で見て『ニキビ?吹き出物?』と、背中のぶつぶつに驚く人の方が多いものです。

顔のように見える部分だけに気を取られてしまい、背中まで神経が回らないようでは女子力も下がるだけです。

美しくありたいのであれば、ボディケアを怠るわけにはいきません。
背中のぶつぶつをスッキリケアをしたいなら基礎的な知識をしっかりと持って改善しましょう。

背中のぶつぶつの原因とは?治し方紹介

何故出来る?背中のぶつぶつって何ですか?

温泉のような大きな鏡や、友人や彼氏に指摘されて初めて背中のぶつぶつに気づく人もいるようです。

背中のぶつぶつには3つの原因があります。その原因と対策を考えていきましょう。

背中のぶつぶつは背中ニキビ!?

背中には多くの皮脂腺があります。

ですが顔がアクネ菌によりニキビが発生するのとは別に、背中のニキビはカビにより出来るのでケアの仕方も異なります。

マラセチア真菌(カビ)という常在菌が体に住んでいるのですが、背中は皮脂の分泌が多く汗をかきやすい事から、マラセチア真菌が増殖してしまいニキビが出来やすくなります。

皮脂を分解して遊離脂肪酸というものに変化させる事で炎症となり、背中のぶつぶつした細かいニキビになるのです。

マラセチア真菌によるニキビは、マラセチア毛包炎と呼ばれ、細かく赤みがあるのが特徴です。

顔のニキビは初期であれば洗顔で治りますが、背中のぶつぶつしたニキビは出来てから気づくまで時間が掛かり悪化してから気づく人の方が多いはずです。

広がってしまうと、マラセチア真菌を殺菌して除去しなくてはいけませんし、ぶつぶつになった時には炎症を起こしています。

背中に広がった、ぶつぶつニキビは清潔にすることは勿論ですが、皮膚科で診察を受けて治療をするのが一番改善を望めます。

抗真菌外用薬や内服薬で、治療をすればキレイになるので安心です。

背中から頭皮にマラセチア真菌が増えると、脂漏性皮膚炎となり抜毛やフケの原因にもなるので早めのケアをオススメします。

毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)という背中のぶつぶつ

角質が毛穴に詰まると、ニキビのように盛り上がってしまい、これを毛孔性苔癬と呼びます。
かゆくないのが特徴です。

見た目に背中がぶつぶつした状態になるので、美容面では頂けません。

雑菌ではないものの、つるんとした美しい肌になる為には何とかしたいもの。

これはケミカルピーリングで角質を取り去れば、ぶつぶつも美しくなるので美容クリニックや皮膚科でケアをお願いしましょう。

市販のピーリング剤では、乾燥してしまい酷くなる事もあります。普段からピーリングでケアをしておくと出来にくくなります。

これらのように毛穴のつまりや、皮脂が原因の場合には皮膚科やクリニックで治療すれば、背中に出来たぶつぶつはキレイに治ります。

シャンプーやトリートメントが背中に付着したりすると、ニキビや毛孔性苔癬の原因にもなりますから体に余分な汚れを残さないようにしておく事も大切な事です。

また乾燥しないように保湿ケアで皮脂が余分に出ないようにするのも大切ですから覚えておきましょう。

粉瘤(ふんりゅう)という背中のぶつぶつ

ニキビのように小さく盛り上がったように見えますが、中心部には黒い穴のようなものがあるなら、粉瘤と呼ばれる背中のぶつぶつです。

サイズも色々で、最初は小さな盛り上がりでぶつぶつしたニキビと見分けが付きませんが、悪化すると瘤のように膨れあがります。

これはターンオーバーにより老廃物が皮膚の外に出てきたのですが、上手くいかないために皮膚の内側に詰まってしまうもの。

アテローマとも呼ばれ、老廃物を雑菌が餌にすると痛みや腫れが出てしまいます。

腫れが強く痛みが出ると膿を出さなくてはならないので、皮膚科で治療を行います。体のどこでも出来てしまうので、注意が必要です。

背中にぶつぶつを作らない為に

背中は皮脂も多く汗をかきやすいので、ぶつぶつの症状も悪化しやすくなります。

先ずは皮脂の分泌を抑えるために、食事の内容を見直してみましょう。

菌が大好きな皮脂は誰もが持っていますが、食事に脂質が多いと皮脂の分泌も過剰になります。
夏は特に汗をこまめに流して清潔にするようにしましょう。

かゆみが出るのは乾燥も原因になるので、保湿をしっかりすることや体を冷やさずに血行を良くしておく事も忘れずにおきましょう。

保湿してもかゆみが出るなら、マラセチア菌によるカビを排除する必要があるので皮膚科を受診してください。

下着や布団カバーは清潔に

背中のぶつぶつの原因とは?治し方紹介

下着の締め付けや、化繊により皮膚が刺激されてしまうと肌荒れを起こしたり、血行が悪くなりかゆみが起きます。

かきむしると余計に雑菌が繁殖して背中のぶつぶつが悪化するので、通気性の良いランジェリーを身に付けたり、布団カバーは新しいものと小まめに取り換える等清潔にしておきましょう。

生活習慣で気をつけること

皮脂が多い背中ですが、生活習慣の中で刺激を与えたり食生活の乱れで皮脂が詰まりやすくなると、背中のぶつぶつも増えてしまいます。

ホルモンバランスの乱れは、皮脂分泌を盛んにしますし、食事だけてなく寝不足による新陳代謝の低下は肌のターンオーバーを乱します。

色んな原因が複雑に絡むことで、背中にニキビが出来たり皮脂詰まりを起こしてしまいますから、肌のケアだけてなく生活リズムや習慣で背中に刺激を与えていないかも考えておかなくてはいけません。

まとめ

背中のぶつぶつがニキビであれば、市販のニキビケアのローションやクリームを利用する方法もあります。

はっきりとしないのであれば、一度ぶつぶつの原因が何であるか皮膚科やクリニックで診察を受けておくと生活の中で自分が出来るケアも見えてきます。

先ずはぶつぶつの原因を自分が知り、どうすれば治るのか、治していけるかを考えてください。

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