生理中のカンジダ症の治療や症状について知ろう!
女性なら閉経するまで付き合わなくてはならない生理。
その重さは個人差がありますが、生理中のトラブルは誰もが経験していると思います。
生理用のナプキンは高機能にはなりましたが、長期に利用する事でムレだけでなくかゆみを起こすこともあります。
中でもカンジダ症になると、最悪ですね。
今回は生理中に起きてしまうカンジダ症についてお話していきます。
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安心して!生理中のカンジダ症は誰でもなるものです
カンジダ真菌は私達の身体に生息する常在菌の1つ。
背中のニキビの原因にもなる事で知られています。
どこにでもいる常在菌は、膣にも潜んでいるので免疫低下や生理ナプキンの仕様で発症します。
腟炎を起こすと『性病』と思われがちですが、そうではなく誰でも一度は経験するものですから、安心してください。
カンジダ症になるとデリケートゾーンにはどんな症状が現れるの?
カンジダ真菌はカビの一種なので、感染するとおりものに変化が表れます。
カッテージチーズのようなポロポロしたおりもので、白から黄緑色であるのが見られます。
加えて腟にかゆみが表れてしまうので、ナプキンですれるとムズムズと痒くなります。
カンジダは湿気のある場所に発症するのですが、そのままにしておくと症状が悪化してしまい腟だけでなく外陰部にまで広がり酷いかゆみに悩まされます。
カンジダを発症してからエッチをすると、行為中に痛みを感じる事もありカンジダではなく性病と勘違いされやすい事もあるようです。
かゆみは次第に強くなり、生理前から次第にかゆみが起きてくるのでサインとして覚えておきましょう。
どうして生理中に発症しやすいの?
女性の8割が一度はカンジダ症になります。
膣の中はデーデルライン棹菌という菌により酸性に保たれています。
外部からの細菌や雑菌が入らないように守ってくれてる菌なのですが、生理が近くなると黄体ホルモンが増えるので膣内は酸性から中性に傾きます。
これは妊娠しやすいように精子を受け入れやすくする為です。いうなら精子を殺してしまわない為の自然な現象です。
すると、菌に対する耐性がどうしても生理中弱くなるもの。
生理中は経血(雑菌を多く含む)が膣に入り込みやすいので、カンジダ真菌が増えやすくなるのです。
これだけで、カンジダ症になるわけではありませんが、生理前にはホルモンの影響でむくみやイライラ等の月経前症候群になる人もいます。
これ等の不快な症状や、ストレスがホルモンバランスを乱してしまい免疫の低下に繋がる事も発症の原因と言われています。
早く治したい!カンジダ症の治療は?
カンジダを全て排除することは出来ません。
発症しないように生理中は小まめにナプキンを取り替えましょう。
生理前からおりものが気になるようなら、おりものシートを利用するのも方法ですが、これもこまめに取り替えてデリケートゾーンは清潔に保ちます。
ビデで膣内を洗浄しすぎると、さらに膣内が中性に傾いてしまいます。
自然に中性に傾くのは仕方がないのですが、洗浄のしすぎで細菌が増やしてしまうと大変です。
洗いすぎは、粘膜を乾燥させてしまうのでカンジダを洗い流そうと無理矢理石鹸でゴシゴシ洗わないようにしてください。
やっぱり病院で治療が必要?セルフケアだけでは治らない?
デリケートゾーンのカンジダ症はセルフケアだけでなく、病院の治療が必要です。
もともとは日和見感染のカンジダ菌なので、生理中だからといって全ての女性がカンジダ症になるわけではありません。
体調が悪かったりストレスによる免疫の低下が原因です。
生活習慣の乱れでも起きてしまうので、病院で診察を受けた後は清潔にして安静にし薬を患部に塗っていきます。
デリケートゾーンの蒸れを軽減しておこう!
デリケートゾーンは、おりものや尿で湿気が多いのでアンダーヘアも適度に処理をしておくと治りも早くなるので、ハサミでカットしムレを軽減するようにしましょう。
通気性のよい下着を身に付けて、身体を締めるような服を避けます。
カンジダ菌が増えないように、できるだけ空気を入れるようにしてくたまさい。
お薬を塗るのも手!自己判断で買うのは絶対NG
軟膏やクリームに経口剤を利用して膣の内部から治療していきます。
再発した場合には、病院にいく時間がないようであれば市販の外用薬でも良いものがあります。
症状に合わせて選ぶ必要があるので、薬剤師に相談してください。
自己判断だけで市販薬を使うと、他の病気である場合に悪化する事もあります。
女性の大切なデリケートな部分ですので、自己判断だけは避けてください。
始めてカンジダ症になった人は、婦人科で診察を受けましょう。
まとめ
病院で治療を受けたにも関わらず、症状が良くならないようであれば生活習慣に何か問題があると考えましょう。
睡眠や食事のバランスが悪ければ抵抗力は何時までも下がったままです。
早く治したいが為に洗いすぎたりすると反対にカンジダが増えてしまいます。
一度発症すると、再発をしてしまうのがカンジダ症です。
症初でしっかりと治しておかないと、悪化して治りが悪くなります。
症状が軽くなっても、決められた期間は薬をしっかりと使用してください。
日頃からの生活リズムをしっかりと整えて、身体を健康にする事が一番の予防なのです。