お尻の割れ目トラブルあれこれ!痒い・かぶれの考えられる原因
下着やパンツで何時もムレや締め付けられているお尻。
特に割れ目の辺りが、痒くなったり赤くなるだけでなく痛かったりすると落ち着きません。
お尻の割れ目の、トラブルはいったり何故起こるのでしょうか。
原因と対策をしっかり把握して解決していきましょう。
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日常生活が原因?痒い・痛いの元はどこからくるの?
お尻は、身体の中でも下着や洋服で覆われ、椅子で圧迫を受けています。
その為に湿度も高くなり汗がかきやすい状態になります。
汗が吸収されなかったり放出されない事で湿気が高くなると皮膚が刺激を受けてしまい痒くなります。
下着や衣類による摩擦
下着の通気性が悪かったり、柔軟剤や洗剤が残っているとかゆみやかぶれが出ることがあります。
足をよく組むという方は、お尻の割れ目を圧着してしまうので、かなり蒸れやすくなります。
また生理ショーツは、通常の下着より通気性が悪いので、お尻が蒸れやすいのでご注意!
さらに生理中は汗の分泌も盛んになりやすく汗をかきやすいと言えますので、ダブルパンチと言えます…
お尻の割れ目にもニキビやブツブツは出来ます
お尻は皮膚が硬く、毛穴が詰まりやすい部分です。
特に破れ目辺りは、皮膚が密接しているので角質も溜まりやすくアクネ菌も繁殖しやすくなります。
ニキビが出来やすい原因が揃っているので、もぞもぞしたり痛いと感じたらニキビが潰れている事もあるようです。
ニキビと間違えやすい粉瘤(ふんりゅう)
垢や皮脂が皮膚の内側に詰まり、大きな瘤(こぶ)のようになります。
何かの拍子で炎症を起こすと、細菌感染で赤く腫れ上がりズキズキと痛みます。
ふくらみの真ん中が瘤のように膨れていると、粉瘤の可能性が高いものです。
ニキビと違い、スキンケアでは治りません。
完全に治すには、皮膚科で中の脂や垢を取り去る必要があります。
カビによるかゆみや赤み
お尻の割れ目は場所が場所なだけに、自分では分かりづらい。
刺激を何かと受けるので『生理になると痒い』『おりものシートで痒い』等色々と考える事もあるようです。
刺激によるものは、その刺激を取り去れば治りますが、カンジダやヘルペス等のカビが原因で、赤くなったりする事もあります。
お尻の割れ目に近い部分が、痒くてしかたがない場合には『肛門カンジダ』の可能性もありますから早く病院で診察を受けましょう。
肛門カンジダって何?
カンジダはカビの一種で、常在菌の1つです。
お尻の割れ目に発生するカンジダは『カンジダアルビカンス』と呼ばれる種類で、肛門付近からデリケートゾーンでも発症しやすくなります。
カンジダは高温多湿であると発症しやすく、お尻の割れ目辺りはかっこうの場所です。
夏場や、生理中、風邪を引いていて入浴出来ないような時には、抵抗力が落ちている事や汗をかきやすいので発症しやすいようです。
肛門カンジダになると、皮膚が赤くむけたり粉をふいたようになり痒みが強くなります。
ヘルペスは肛門近くにも発生します
ヘルペスは免疫が落ちると、口内や唇に出来やすくなります。
神経痛の1つなのでピリピリした痛みが特徴ですが、肛門の近くにも出来やすくなります。
ヘルペスは帯状疱疹の原因でもありますが、免疫低下で発症しやすいのでデリケートゾーンやお尻の割れ目を洗いすぎて肌バリアが低下しても起きやすくなるのです。
痒みより痛みを感じるので、皮膚がピリピリとしたらヘルペスを疑いましょう。
お尻の割れ目トラブルは何科を診察する?
お尻のトラブルは肛門科のイメージがありますが、割れ目の皮膚にトラブルがある場合には、皮膚科でも構いません。
自宅や職場から近い、皮膚科か肛門科で相談してみましょう。
女性にとって、お尻の割れ目や肛門を他人に見られるのは恥ずかしい事ですが、放置しておくと悪化してしまい治りが遅くなります。
早くに治療すれば、嫌な痛みや痒みとは付き合う時間も少ないものですから、できるだけ早くに治療を始めましょう。
女性医師がいるところを探してみるのも良いと思います。
お尻の割れ目トラブルの対処法
かぶれやかゆみ、ニキビや吹き出物は早くに対処すれば悪化も防げます。
正しい処置は病院での治療を円滑にする為の第一歩ですから、しっかりとやりましょう。
汚れた手で触らない
痒かったり痛いと患部が気になり、触ってしまいますが下手に触ると悪化の原因になります。
清潔にするのは大切ですが、お尻やデリケートゾーンをごしごし洗うと刺激を受けてしまい皮膚が傷つけられてしまいます。
低刺激の無添加石鹸を泡立てて優しく洗い流します。
ビデやウォシュレットは使いすぎると皮膚の乾燥に繋がるので使用は適度に押さえること。
下着や衣類のチェック
締め付けは、血行を悪くしよけいに痒くしてしまいます。
生理ナプキンを変えたり、布にするだけで治まる事もあるので締め付けのない下着や衣類を心掛けましょう。
まとめ
症状が軽い場合には、市販のデリケートゾーン用の軟膏やクリームで治まる事もありますが、痒みが強くなったり痛みに変わるようなら使用をやめて皮膚科に相談してください。
肛門科でも診察は受けられますが、概ね皮膚が原因なので皮膚科の方が適しているでしょう。
お尻の割れ目のトラブルは、女性同士でも相談しにくいものです。
恥ずかしいより、自分の身体を第一に考えて病院で治療を行ってください。