生理が短くなった!?原因と対策方法とは?
通常生理は28日周期でやってきます。
生理の周期については、不規則であったりと悩みを抱える女性も多いですね。
中でも生理が早く終わる、短い等の月経異常を訴える人もいます。
女性の生理は健康や身体のバロメーター。過少月経と呼ばれる、出血量の少ないケースは何故起こるのでしょうか。
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過少月経の原因は?身体で何が起こっているの?
ホルモンバランスが不安定な思春期とは違い、20代に入ってからの過少月経(生理周期が短い)の原因は色んな事が重なり起きてしまいます。
40代以降になると、また原因が異なるので注意が必要になります。
それでは原因について解説していきましょう。
【生理が短くなった理由】ストレスによるホルモンバランスの乱れ
女性の生理はホルモンの切り替わりにより毎月やってきますが、このホルモンバランスはストレスにより変動しやすく強いストレスや緊張を感じると、エストロゲンの分泌が低下します。
エストロゲンは排卵を促し妊娠に適した身体を作るための大切なホルモンですが、分泌が低下すると卵胞が作られにくくなり出血が少なく月経期間も短くなります。
ストレスが長期間になると無排卵月経症にもなりやすいのです。
無排卵月経が続いてしまうと、生理の期間が短いだけでなく量も激減します。
【生理が短くなった理由】子宮が未発達である
生理が始まったばかりの小学生に多く、思春期にはよく見られる症状です。
子宮内膜が成長しきっていないと生理も短く量も少ないもの。
ダイエットにより20代前半の女性にも稀に起こります。
身体が成長すれば自然に改善しますが、子宮が未発達なままに年を重ねてしまうと不妊の原因にもなりかねません。
【生理が短くなった理由】子宮の病気から起こるもの
子宮筋腫や内膜炎など子宮の病気でも、生理の経血が少なく早く終わる事が起きてしまいます。
20歳になったら定期的な検診で自分の身体と向き合う事を考えていきましょう。
甲状腺の病気
ストレスにより甲状腺ホルモンが不安定になると、橋本病やバセドウ病を併発します。
甲状腺ホルモンはエストロゲンと一緒に卵胞ホルモンの成長を促してくれます。
疲れやすい、身体が思うように動かない等の症状が表れたら注意です。
更年期障害
40代後半から卵巣機能は一気に低下します。
近年ではストレスやダイエットの影響から30代でプレ更年期症状が表れる事もあるようです。
この事から生理の期間が短くなり経血も少ない、異常に増えてしまうなどの閉経に向けての身体の準備が始まります。
30代に入ったら検診はもちろんですが、ホルモン検査も行って起きましょう。
妊娠の可能性
生理が順調な人で、いつもより生理が短い・経血が少ない場合には、妊娠による着床出血である事も考えられます。
3日内に出血は止まるために『生理』や『不正出血』と間違えられやすいようです。
日頃から基礎体温をつけていれば『高温期』が続いている事にも気づくはずです。
変だな?と感じたら婦人科を受診しましょう。
生理が短い!そう感じたら婦人科を受診しましょう。
10代はホルモンが不安定な為、40代後半から50代は閉経や更年期により生理期間が短くなります。
20代や30代の女性で、明らかに生理が短い期間が長く続く(3ヶ月)が続いたら早めに婦人科で診察を受けましょう。
ダイエットやストレスで一時的なもの・・・そう考えるのは簡単ですが、将来的に妊娠を望むにせよ考えないにせよ自分の身体の変化を見逃してはいけません。
ホルモンバランスが崩れてしまうと、妊娠だけでなく不定愁訴も起こしやすくなります。
肩こりや頭痛などの不快な症状が出る前にしっかりと治療を始めてください。
ホルモン治療で生理を安定させる
生理の周期が短くなる、過短月経は食事や運動、サプリメントでは改善出来ません。
もちろん生活習慣を正しくする事は大切なことですが、ホルモンバランスが一度乱れてしまうと中々元には戻しにくくなります。
子宮の病気や甲状腺異常がないのか、排卵はきちんとあるのか、あるけれどホルモンバランスが悪いのか等は検査で分かりますので先ずは婦人科を受診し根本的な改善をしていきます。
ピルを使ったホルモン治療やホルモン剤の注射など一人一人に適した治療をすることで必ず改善出来ます。
もちろん生活習慣を見直したり、運動やストレス発散も大切な事です。
睡眠をしっかり取ることや、食事を見直すなどの根本的な事もやっていくべきですね。
おかしいと感じたら早めに行動を!
生理は不快感もあるので「早くてラッキー」なんて人もいるでしょう。
早くに治療をすれば、不妊にもならず更年期も50歳を境に迎えることが出来ます。
大したことはない・・・そんな油断が身体をどんどん老化させる原因にもなるのです。
まとめ
生理の問題はデリケートですから友人同士でも話をすることもないでしょう。
女性にとっては婦人科との付き合いは長いものです。
かかりつけを作る事で、自分の身体を守ることも出来ますから、少しでも何時もと違う・生理が短くなったと感じたら直ぐに受診をし早くに治療に専念してください。