グリーンネイルとは?なってしまった時の対処と隠し方
指を美しく見せるケアの1つにマニキュアがあります。
欧米でも、指先までケアが出来ない人間は出世しない!とまで言われ男性でもネイルケアには余念がありません。
ところがネイルが原因で、爪が緑色に変色してしまう『グリーンネイル』になる女性が増えています。
深刻な爪トラブルは何故起きてしまうのでしょうか。
今回は『グリーンネイル』の原因と治療方法などについて解説します。
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グリーンネイルになる原因とは!
緑色に変色した指をグリーンネイルと呼びますが、私達の身近なもので緑色と言えば何でしょう?
カビと聞くと『えーっ!!』と思いますが、私達の皮膚にもたくさんの常在菌と呼ばれる菌がいます。
この菌は通常は皮膚を守るバリアとして働きますが、不潔にしたり湿気により『カビ』として悪影響を及ぼします。
常在菌とは、うまく付き合うことが大切ですが、免疫が落ちてしまったり湿気を帯びると害を及ぼすようになります。
グリーンネイルの原因になるのは、爪の組織にカンジダ菌が感染し『爪カンジダ』になる事から始まります。
カンジダ菌だけでは緑にはなりません。爪カンジダ症から緑膿菌に二次感染する事で爪が緑に変色するのです。
緑膿菌って何ですか?
この緑膿菌は通常は腸内に済んでいる、腸内細菌の一種です。
常在菌なので、特に悪さもしませんし病気になる事もありません。
抵抗力が低下すると、この緑膿菌が増殖し色んな病気を引き起こします。
マニキュアやつけ爪、ジェルネイルを長期間つけていると、爪に傷がつく事もあります。
爪の隙間から、水分が入り込むと爪が湿気を受けてしまい細菌が繁殖しやすくなります。
水を使う仕事や家事で爪が柔らかくなる事でグリーンネイルになりやすいとも言えます。
ジェルネイルでも起こりやすい!?
自分でケアをしたりマニキュアを塗る人もいますが、ネイルサロンを利用する人もいると思います。
自分でネイルケアをするよりも、プロの手でネイルを行う『ジェルネイル』は機械があれば自宅でも簡単に行えるようにもなりました。
紫外線ライトをあてる事で、キレイにネイル出来るのですが実は目に見えない隙間が出来ています。
時間が経てば、爪は伸びていますから目に見えない隙間がどんどん出来るのです。
この隙間に水が入り込むと、やはり細菌が繁殖しやすくなりグリーンネイルになるのです。
破損や爪が伸びてきたところから水が入り込む事で、細菌が繁殖するので知らない内に感染している人が多いのです。
どのように予防すれば良いの?
先ずはネイルを一度したら、休ませてあげる事や体調を整える事です。
緑膿菌が入り込んでも、免疫力が高ければ細菌は自然に免疫により排除されていきます。
疲れている時にネイルを繰り返したり、爪を痛めてしまうとグリーンネイルになりやすいと言うこと。
お洒落が出来ないのは、悲しいかも知れませんがグリーンネイルにならない為にもネイル休暇は必要です。
万が一、爪が変色してきた兆しが見えたらマニキュアやつけ爪の利用をやめてください。
爪を清潔にし、濡れたらしっかりと水分を拭き取って乾かしておきます。
初期であれば、身体の調子を整える事で徐々に改善されていきます。
一定期間ネイルをしたらオフをして休ませるのが一番です。
基本的には一度ネイルをオフしたら、1週間は爪を休ませてあげましょう。
家事でどうしても水を使う場合には、ゴム手袋で濡れないようにするのも方法です。
グリーンネイルの治療は皮膚科で!
出典 つめもよう
爪が緑や茶に変色してきたら、ネイルをオフして皮膚科を受診します。
ネイルをしたままでは治療が出来ないので、サロンでジェルネイルやつけ爪をしているならサロンで外して貰ってください。
通常は爪とネイルの間に細菌が入り込み変色します。
爪と皮膚の間から細菌が入り込むと甘皮部分が緑になります。
この様な場合には、経過を観察しながら外用薬で治療を始めていきます。
爪カンジダの治療と、爪の乾燥を中心に治療を行いますが、期間は状態で異なるのでしっかりと病院に通いましょう。
半年近くは抗菌薬で患部の細菌を死滅させながら爪の生え代わりを待ちます。
状態により飲み薬を処方され、抗菌薬と同時に治療を続けます。
グリーンネイルは、根本的な治療をしっかりと続けなくては完治しません。
自然治癒もありませんから、自己判断でケアをせずに『色がおかしい』と感じたら直ぐに皮膚科を受診してください。
まとめ
爪が緑に変色すると、何とか誤魔化したりしたくもなりますがグリーンネイルは安静が大切です。
爪を健康にする事で、またネイルが出来ますから焦らずに治療に専念しましょう。
爪の健康の為にも、普段からカルシウムを積極的に摂取したり疲れを溜めない事も忘れずに。