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女の涙はうざい? 泣かれた時の男性心理と、許せる涙との違い

昔から涙は女の武器と言われていますね。男同士の争いに心を痛めた女性が流した涙を見て仲直りしたなどの事例は枚挙に暇がないことからもわかるように、女性の涙に男性は大きな影響を受けるのは確かなようです。しかし、それが全て男性に好意的に受け取られているか?というとそうでもないので気を付けて。特にちょっとしたことにも心が動かされ、涙腺が緩んで泣いてしまうという感受性が豊かな女性は要注意。あなたが流した涙を見て男性がどんな印象を受けているのか、リアルな男性心理をご紹介します。

女の涙はうざい? 泣かれた時の男性心理と、許せる涙との違い

女の涙を見た時の男性心理

悲しくなる

男性が女性の涙を見た時に感じること、それは悲しみです。もともと父性の強い男性は、か弱いものや幼いものがさらに弱い姿=涙を見せると理由はどうであれ無条件に保護欲が強く刺激されます。これは男性ならではの本能によるもの。そして「かわいそうだな」「つらそうだな」と痛ましさや憐れみを感じ、同じように悲しくなってしまうのです。また、自分が守るべきものが自分の前で弱さをさらけ出していることに対しても強く心が動かされます。その悲しみの感情に共鳴し、自然と気持ちが引き込まれて自分も悲しくなってしまうのです。

どうすればいいのか分からない

女性の涙を見た時、まず当惑する男性も少なくありません。明確な理由がわかっているならまだ対処のしようがあるのですが、突然女性が泣き出したり、「そこ泣くポイント?」」というところで泣かれると男性は頭が真っ白になって思考停止、狼狽えてどうしていいかわからなくなってしまいます。特に、「泣くこと=負け」という認識があり、泣きたくなっても「男だから」と普段から堪える習性がある男性にとって、「人前で泣くべきではない」というタブーをやすやすと破る女性は理解不能であり不可思議な存在。そんな女性への対応法も絶対的に経験が不足しているので、目の前で泣かれてるとどうしていいかわからなくなってしまいます。

何も言えなくなるから泣いてほしくない

女性に泣かれると、怯んでそれ以上何も言えなくなるのが男性というものです。泣く原因がその女性自身にあったとしても、先に泣かれてしまえば自分が悪くない状況でも自分が悪いような雰囲気・空気感になるので泣いてほしくないと苦々しく思っていることも少なくありません。確かに、泣く女性とその隣の男性という構図を客観的にみれば「男性が女性を泣かした」というように見えて男性が悪者扱いされることもよくあること。泣くという行為で周囲に哀れさや弱さをアピールし同情心を誘おうとする女性に対して、不快な感情を感じる男性も多いのも仕方がないことですね。女性に泣かれてしまえば自分は不戦敗。もう何も言えなくなるから泣くのだけは勘弁して……と思っている男性は想像以上に多いようです。

ただ心配になる

男性は、女性ほど心が繊細でなく、細かいことに気付かない人や相手の気持ちになって考えることが苦手な人も多いもの。そんな男性にとって、女性の涙は理解不能の最たるものです。いきなり女性が涙を見せたら、泣くという感情的な行為に至った過程を理解できず、心配することしかできないという男性も少なくありません。泣いているのは事実としてわかる、でもその理由がわからない、だからどうしていいかわからない、でも何か自分ができることはないだろうか?と優しい男性ほど心を痛めてしまうことでしょう。女の涙に騙される男性の典型ですね。

面倒くさい

泣く女はただただ面倒くさいと感じる男性は多いです。泣くという情に訴える方法を取られてしまうと、それ以上建設的な話し合いはできなくなります。とりあえず女性が泣くのをやめて精神的に落ち着くまで話がまともにできなくなるので、女性が泣き始めるとただひたすらウザいと男性が思ってしまうのも仕方がありません。一応「大丈夫?」と声をかけてはくれるでしょうが、内心は「泣けばどうにかなるとか思ってんだろうな」「すぐ泣く女って重い」「簡単に泣いて子どもか」「早く終わらないなかな」などと苛立ちウンザリしていることでしょう。

ずるい

「泣けば許してもらえると思っている」と感じて、ズルい・卑怯だなと嫌悪感を感じる男性も少なくありません。「泣く」という行為は無条件に情に訴えかけ、時には正論やルールを超越してしまうものです。それによって、相手や周囲に自分が弱い立場だとアピールしつつ、自分の主張を押し通そうとすることに、女性の姑息さやいやらしさや打算を男性は感じてしまうのでしょう。小さいころから「女性には優しくしなさい。泣かせてはいけない」と教えられて育った男性ほど、女性に涙という切り札を出されてしまうとどうしようもなくなってしまいます。そんな最強のジョーカーを出す女性に対して嫌な気持ちを抱いてしまうのも仕方がないことでしょう。

男性の本音! 許せるのはどんな涙?

女性に泣かれた時の男性の心理を見てきました。女性が涙を見せた時、必ずしも好意的にみてもらえるわけではないということがおわかりいただけたことでしょう。あるアンケートによると、女性の涙を許せるという男性は5割。半数の男性は、女性の涙に否定的な感情を抱いているようです。意外と否定派も多いので安易に女の武器を使うことはやめた方がよさそう。女の涙を使うなら、男性が優しい気持ちで受け止められる女性の涙を使うべし!では、どんな涙なら男性は女性の涙によい印象を持つのでしょうか?次に男性が許せる女性の涙をご紹介します。

感動の涙

人は悲しい時だけでなく嬉しい時や幸せな時にも涙は出るのものですね。例えば、感動する映画を観た時、大変だったプロジェクトが大成功に終わった時、大好きな人から思わぬ告白をうけた時など、心が強く動かされた時に思わず感情が高ぶり溢れた涙は男性が好意的に受け止められる涙です。なぜならその感動の涙には、男性が嫌悪する女性の涙に付属しがちな媚びや狡さや計算が一切ないから。逆に、素直な心や優しい心や共感力の強い心によい印象を抱き、愛おしさを感じることでしょう。女性の心からの嬉しさや幸せを感じて男性も幸せな気分になるはずです。 そんな男性の心を動かす感動の涙が好意を抱くきっかけになることも少なくありません。

悔し涙

悔し涙も男性にとってはイヤな印象を受けない涙です。負けん気の強い女性や涙など見せない女性がごくたまに零す悔し涙はとてもセクシー。頑張ったのに思うような成果が出なかった時、理不尽な理由で上司に怒られた時などに思わずこぼれる悔し涙に、男性はぐっときてしまうことも多いもの。なぜなら努力したからこそ感じる悔しさからこぼれる涙に男性も強く共感でき、応援したくなるからです。つまり、女性の涙に否定的な男性も、悔し涙はO.K。しかし、そこで終わってはダメですよ。悔しいと悔し涙を流した後、そこで諦めずに成長しようとする前向きな姿もセットで見せること。そんないじらしく健気なキャラに男性はきっとはイチコロです。

他人のための涙

もともと共感力の低い男性ほど、女性が他人のために流した涙を見て「きれいだな」「心が美しいんだな」と好感を抱くものです。例えば、辛い経験をした友達を慰める時や不幸な目に遭った人を応援する時などに流れる涙は、とても美しいですね。他の人のことを自分のことのように感じ、同調できるのは心があったかく豊かな証拠。そんな人のために涙を流す打算的ではない女性に、男性も心を揺さぶられ切なくなることでしょう。また、自分のためではなく人のために心を痛めて泣ける、そんな母のような包容力や温かい人間性の女性を男性は大好き。他人を思って流される美しい涙を否定する男性はまずいません。

好きな女性の涙

好きな女性に対しては、海よりも寛大な心を持てるのが男性です。好きな女性の涙は、理由がなんであれ許せてしまうことでしょう。例え女性自身が悪かったとしても、その女性を自分が好ましく思っていれば「あばたもえくぼ」で好ましく思えてしまうのです。あまつさえ「泣いている顔もかわいいな、ちくしょう」と思っているかも。他の女性なら嫌悪感を感じるシーンでの女性の涙であろうが、それが好きな女性が流す涙ならなんでもO.K。恋する男にはきれいに見えてしまう恋愛フィルターがかかっているので仕方がありません。

自分にしか見せない涙

男性はプライドが高く、「特別扱い」されることが大好きです。普段、涙を見せないような女性が、自分の前だけ弱いところを見せてくれると「この子にとって俺は特別な存在なんだ」と心を強く揺さぶられてしまいます。涙はその代表的なもの。いつも元気で明るいキャラ・お笑いキャラの女性が、自分と二人っきりのときだけ弱音をこぼし、ひっそり涙を見せるともう愛しくてたまらなくなります。他の人には見せない脆い部分を見せてくれる=信頼されていると感じ、男性にとってもその女性は一気に特別な存在となることでしょう。

いつも強がっている人の意外な涙

普段、強がっている女性や女の弱さを武器にしない女性がふとした瞬間に涙を見せた時、その破壊力は抜群です。普段は強がっている人の意外な涙を見ると、「なんとか支えてあげたい」「力になってあげたい」と思うのが男性というものです。いつも強がっている女性の弱弱しい姿や涙はいわゆる「ギャップ」。強烈なギャップに強く衝撃を受け、途端に骨抜きとなってしまうことでしょう。そんな特別な姿を見てしまえば男性がその女性を放ってはおけなくなるのは必至。「なんとかしてあげたい」「俺が守ってあげないと」とその女性の騎士(ナイト)に早変わりすることでしょう。

よく男性の前で泣いてしまう人は気をつけて!

「女性の武器」といわれる涙。確かに女の涙は強力な武器になります。しかし、それはあくまでも条件付きの武器。泣く女性に感情移入して優しい心情で受け止める肯定的な男性に対しては有効な武器とはなりえても、打算や甘えだと辛辣に受け止める否定的な男性に対してはその悪感情をさらに逆なで嫌悪感をを募らせるだけの悪手となってしまいます。そのため、安易に男性の前で涙を流してはダメ。感受性豊かですぐ泣いてしまうという人もぐっとこらえて!女性が生まれながらに持っている武器を最大限有効に使うために、頻繁に使ってはいけません。男性が「いいな」と思える涙を「ここぞ」という時に奥の手としてとっておきましょう。

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